サイクリングの効率と栄養利用に対するケルセチンの効果
Quercetin’s effect on cycling efficiency and substrate utilization
- 著作名:
- Charles L. Dumke
- David C. Nieman
- Alan C. Utter
- Michael D. Rigby
- John C. Quindry
- N. Travis Triplett
- Steven R. McAnulty
- Lisa S. McAnulty
- 出典:
- Applied Physiology, Nutrition, and Metabolism
- 2009
- 34
- 993–1000
- DOI:
- 10.1139/H09-099
- 要旨:
- 40名の自転車選手を対象とする、サイクリングの効率と栄養利用に関するケルセチンの効果を検証した臨床研究。ケルセチン摂取群(1000 mg/day)とプラセボ摂取群(同量)の2群にランダムに分け、それぞれの最大酸素摂取量を53.2±1.2および54.7±1.1 mL/kg/minとベースラインとして確定した。3週間の摂取期間には、通常のトレーニングを継続した。摂取終了後、最大出力の57%の強度で1日3時間、3日連続してサイクリングを行った。サイクリングの効率・律動・呼吸交換率・血糖値・筋グリコーゲン・心拍数・酸素消費量は、時間の経過とともに両群で有意に改善された。ゆえに、ケルセチンの介入効果は認められなかった。