毎日のケルセチン摂取は、健常人の血漿ケルセチン濃度を用量依存的に増加する
Daily Quercetin Supplementation Dose-Dependently Increases Plasma Quercetin Concentrations in Healthy Humans
- 著作名:
- Sarah Egert
- Siegfried Wolffram
- Anja Bosy-Westphal
- Christine Boesch-Saadatmandi
- Anika Eva Wagner
- Jan Frank
- Gerald Rimbach
- Manfred James Mueller
- 出典:
- The Journal of Nutrition
- 2008
- 138
- 1615–1621
- DOI:
- 10.1093/jn/138.9.1615
- 要旨:
- 19~40歳の健常者35名(女性: 18名、男性: 17名)を対象に、ケルセチンの薬物動態を測定した。ランダムに3群に分け、ケルセチンの摂取量を50, 100, 150 mgに設定して、摂取期間は2週間とした。その後2週間のウォッシュアウト期間を設け、異なった摂取量の試験を行い、クロスオーバーとした。各摂取期間の前後に血液検査を行い、各種血液パラメータを取得した。ケルセチンの血中濃度時間曲線下面積(AUC)は76.1, 108.0, 305.8 μmol min/Lであり、用量依存的に上昇した。しかし、血中ケルセチン濃度の違いは、酸化状態・LDL・炎症・代謝に影響を及ぼさなかった。