ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

薬物動態および複数の標的メカニズムに基づく、ケルセチンの有望な生物学的効果

The potential biological effects of quercetin based on pharmacokinetics and multi-targeted mechanism in vivo

要旨:
ケルセチンの代謝に着目した、ケルセチンの薬理作用の総合的な総説。まず、ケルセチンのADME(吸収・分布・代謝・排泄)とバイオアベイラビリティの各データを取得した論文を整理して、ケルセチンの代謝の概要を論じる。次に、ケルセチンと腸内細菌叢によるケルセチンの代謝と、両者の相互作用を論じる。薬理作用は、抗酸化作用・抗炎症作用・抗癌作用・糖尿病・抗肥満作用・アルツハイマー病・抗ウィルス作用・その他に章分けして論じるが、抗癌作用に重点を置いている。