フィンランドの男性喫煙者におけるフラボノイド摂取と膵癌のリスク
Flavonoid Intake and Risk of Pancreatic Cancer in Male Smokers (Finland)
- 著作名:
- Gerd Bobe
- Stephanie J. Weinstein
- Demetrius Albanes
- Tero Hirvonen
- Jason Ashby
- Phil R. Taylor
- Jarmo Virtamo
- Rachael Z. Stolzenberg-Solomon
- 出典:
- Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention
- 2008
- 17
- 553–562
- DOI:
- 10.1158/1055-9965.EPI-07-2523
- 要旨:
- 既に進行している、α-トコフェロール・β-カロテンの癌予防に関するコホート研究の一環として、フラボノイド(ケルセチン、カテキン、エピカテキン、ケンフェロール)を多く含む食品の摂取と膵癌の発症との関連を調べた。食事質問票に回答した27,111名の健康な男性喫煙者(50~69歳)のうち、306名が追跡調査中に膵癌を発症した。全体として、フラボノイドの摂取と膵癌との有意な関連性は認めなかった。ただし、層別解析では、フラボノイドの総摂取量の増加は、膵癌リスクの低下と関連していた(上位1/4 vs. 下位1/4, ハザード比 (95%信頼区間): 0.36 (0.17, 0.78), P= 0.009)。