ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

日常的なケルセチンの摂取と、運動に起因する酸化的損傷および炎症との関連

Chronic quercetin ingestion and exercise-induced oxidative damage and inflammation

要旨:
40名のアスリートを対象とする、日常的なケルセチンの摂取が、運動に起因する酸化的損傷および炎症への影響を検証した臨床研究。ランダムに2群に分け、片方がケルセチン1000 mg/dayを摂取し、もう片方はプラセボを服用した。6週間の摂取期間の後に、57%の強度でのサイクリング3時間を、3日間継続して行った。毎日のサイクリングの前後に採血を行い、F2-イソプロスタン・亜硝酸塩・鉄還元能・抗酸化能・C反応性蛋白質を測定した。いずれの項目も運動後に上昇したが、両群間に差が見られず、ケルセチンの介入効果を認めなかった。