ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

膵炎のモデルラットにおける、ASCのカスパーゼ活性化/補充ドメインおよびパイリンドメインの発現: ルチン投与の影響

Expression of caspase activation recruitment and pyrin domain levels of apoptosis-associated speck-like protein complex in the pancreas of rats subjected to experimental pancreatitis: Influence of rutin administration

要旨:
エタノールと高脂肪食で惹起した膵炎のモデルラットを用いる、ルチンの薬効評価。カスパーゼ活性化/補充ドメイン(CARD)含有アポトーシス関連スペック様蛋白質(ASC)の2つのドメイン、CARDとパイリンドメイン(PYD)の挙動をモニタした。両ドメインとも、炎症を仲介することが知られている。ルチンの投与は、CARDをコードするmRNAの発現を促進し、PYD・カスパーゼ-1・TNF-αのmRNAの発現は抑制した。ルチンはまた、IL-18とIL-6を減少して、膵組織の病変を軽減した。