ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとルチンの高い抗酸化力は、高コレステロール食によるマウスの肝毒性と炎症を防ぐ

The high antioxidative power of quercetin (aglycone flavonoid) and its glycone (rutin) avert high cholesterol diet induced hepatotoxicity and inflammation in Swiss albino mice

要旨:
2%のコレステロールを添加した餌を与えたマウスは、正常に比べて体重が増え、血中および肝中の中性脂肪が上昇した。また、肝機能マーカー(ALT・ALT・過酸化脂質)と炎症サイトカイン(IL-6・TNF-α)の上昇と抗酸化物質(カタラーゼ・グルタチオン・SOD)の低下も顕著で、肝組織では脂肪の蓄積と崩壊が見られた。しかし、ルチンもしくはケルセチンを共投与すると、この様な異常が正常近くまで改善された。