ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ホオズキ萼のエタノール水抽出物の、Wistarラットにおけるルチンの薬物動態へのマトリックス効果

Matrix Effects of the Hydroethanolic Extract of Calyces of Physalis peruviana L. on Rutin Pharmacokinetics in Wistar Rats Using Population Modeling

要旨:
ホオズキ萼をエタノール水で抽出し、その主成分はルチンであった。ラットを用いて、ルチン単独とホオズキ抽出物の薬物動態を比較した。 非コンパートメント解析では、抽出物からのルチンはより高い分布とクリアランスを示し、バイオアベイラビリティはルチン単独の11倍に達した。 集団薬物動態モデルは、二重吸収と線形排泄の2つのコンパートメントを使用したが、抽出物と用量が関与する共変量であった。 このモデルは、用量依存性を含め、ルチン単独とホオズキ抽出物からのルチンとの間の違いを正しく説明した。