ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

コヒルギ(Ceriops tagal)由来の没食子酸とケルセチンの生物学的評価: 広範なin vitroおよびin silico研究からの洞察

Biological evaluation of gallic acid and quercetin derived from Ceriops tagal: insights from extensive in vitro and in silico studies

要旨:
熱帯植物コヒルギ(Ceriops tagal)葉のメタノール抽出物の主成分は、ケルセチンと没食子酸であり、これらの生物活性を評価した。子宮頸癌細胞株HeLaのIC50値は、ケルセチンが99.9±0.18 µg/mLで、没食子酸は4.18±0.45 µg/mLであった。乳癌細胞株MDA-MB-231のIC50値は、ケルセチンが18.3±0.12 µg/mLで、没食子酸は80.0±0.19 µg/mLであった。抗酸化能のIC50値は、ケルセチンが1.90±0.81 µg/mLで、没食子酸は0.77±0.41 µg/mLであった。分子ドッキングで算出したBcl-B蛋白質との結合エネルギーは、ケルセチンが−6.9 kcal/molで、没食子酸は−5.4 kcal/molであった。