ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

西洋山査子(Crataegus oxyacantha)抽出物を含むハーブ製剤は、酸化ストレスと炎症を調節して、四塩化炭素が誘発した肝線維症を軽減する

Hawthorn Herbal Preparation from Crataegus oxyacantha Attenuates In Vivo Carbon Tetrachloride -Induced Hepatic Fibrosis via Modulating Oxidative Stress and Inflammation

要旨:
バラ科サンザシ属の西洋山査子(Crataegus oxyacantha)抽出物を加工した、ハーブ製剤HAWの薬効評価。四塩化炭素で惹起した肝線維症のモデルラットにHAWを投与すると、肝組織の損傷と線維化を大幅に改善し、コラーゲンの蓄積を減少した。HAWはIL-1β・TNF-α・TGF-β1・NF-κB・COX-2の発現を抑制し、ミエロペルオキシダーゼの活性を低下した。なお、西洋山査子抽出物の主成分は、ルチンとケルセチンであった。