ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

四塩化炭素が誘発した急性肝損傷のマウスにおける、チョウセンゴミシ花粉抽出物の抗酸化作用と肝保護作用

Antioxidant and hepatoprotective effects of Schisandra chinensis pollen extract on CCl4-induced acute liver damage in mice

著作名:
Ni Cheng
Naiyan Ren
Hui Gao
Xingsheng Lei
Jianbin Zheng
Wei Cao
出典:
Food and Chemical Toxicology
2013
55
234-240
DOI:
10.1016/j.fct.2012.11.022
キーワード:
マウス
チョウセンゴミシ
ケルセチン
ヘスペリジン
抗酸化作用
肝保護
動物実験
要旨:
四塩化炭素で惹起した急性肝損傷のマウスを用いる、チョウセンゴミシ(Schisandra chinensis)の花粉抽出物の薬効評価。花粉抽出物の主成分はケルセチンとヘスペリジンであり、強いラジカル消去能力を示した。予め花粉抽出物をマウスに投与すると、四塩化炭素に起因する肝組織の損傷と、血中ALTとASTの上昇を、用量依存的に軽減した。花粉抽出物はまた、肝組織のマロンジアルデヒドを低下し、SODとGPxの活性を向上した。