ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

パーキンソン病のモデルラットにおける、ドーパミン代謝とIL-1β・TNF-α・NF-κB・IκKB・p53遺伝子発現の調節を介するカテキンとケルセチンによる神経保護

Neuroprotective effects of catechin and quercetin in experimental Parkinsonism through modulation of dopamine metabolism and expression of IL-1β, TNF-α, NF-κB, IκKB, and p53 genes in male Wistar rats

要旨:
殺虫剤ロテノンで惹起したパーキンソン病のモデルラットを用いる、ケルセチンとカテキンの薬効評価。ケルセチンもしくはカテキンを投与すると、ロテノンがもたらした線条体の酸化ストレス・ドーパミン代謝異常・神経密度の減少をを改善した。カテキンの投与は、IL-1β・TNF-α・p53の遺伝子発現を顕著に減少し、ケルセチンはNF-κBとIκKBの発現を抑制した。全体的にケルセチンがカテキンより優れた神経保護作用を示した。