ケルセチンのToll様受容体シグナル伝達経路は、ブロイラーの回腸にてβ-デフェンシンを調節する
Toll-Like Receptors Signaling Pathway of Quercetin Regulating Avian Beta-Defensin in the Ileum of Broilers
- 著作名:
- Linlin Ying
- Hao Wu
- Shuaishuai Zhou
- Han Lu
- Manyi Ding
- Bo Wang
- Shanshan Wang
- Yanjun Mao
- Fenglin Xiao
- Yao Li
- 出典:
- Frontiers in Cell and Developmental Biology
- 2022
- 10
- 816771
- DOI:
- 10.3389/fcell.2022.816771
- 要旨:
- 生後1日のブロイラーを4群に分け、餌に添加するケルセチンの量(0, 0.02, 0.04, 0.06%)の違いを比較した。ケルセチンはブロイラーの成長には影響しなかったが、無添加群と比べて死亡率を用量依存的に減少した。β-デフェンシン(抗菌ペプチド)のmRNAの発現は、0.04および0.06%群にて顕著に上方調節された。自然免疫に関与するToll様受容体の内、TLR1A・TLR1B・TLR2AmRNAの発現は、ケルセチンが下方調節した。ケルセチンはまた、大腸菌・ブドウ球菌・サルモネラ菌の相対量を顕著に減少した。