ケルセチン・クルクミン・ベルベリンの組合せの、トリプルネガティブ乳癌細胞に対する効果
In vitro anticancer efficacy of a polyphenolic combination of Quercetin, Curcumin, and Berberine in triple negative breast cancer (TNBC) cells
- 出典:
- Phytomedicine Plus
- 2022
- 2
- 100265
- DOI:
- 10.1016/j.phyplu.2022.100265
- 要旨:
- トリプルネガティブ乳癌細胞株MDA-MB-468およびMDA-MB-231を用いて、ケルセチン・クルクミン・ベルベリンの組合せの薬効を評価した。組合せはそれぞれの単独作用時と比べて顕著に、上皮間葉転換に関与する蛋白質E-カドヘリン・N-カドヘリン・ビメンチンの発現を阻害した。トリプルネガティブ乳癌の特徴としてシスプラチン耐性が挙げられるが、組合せを加えた4種の作用で生存率が大幅に低下して、感受性を取り戻した。