ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは高尿酸血症予備軍男性の血中尿酸を低下させる: 無作為化・二重盲検・プラセボ対照・クロスオーバー試験

Quercetin lowers plasma uric acid in pre-hyperuricaemic males: a randomised, double-blinded, placebo-controlled, cross-over trial

著作名:
Yuanlu Shi
Gary Williamson
出典:
British Journal of Nutrition
2016
115
800 - 806
DOI:
10.1017/S0007114515005310
キーワード:
臨床研究
無作為化
二重盲検
プラセボ対照
クロスオーバー
尿酸
ケルセチン
要旨:
19~60歳の男性で、尿酸値が高め(平均: 5.7 mg/dL)の健常者22名を対象とする二重盲検臨床研究。ランダムに2群に分け、介入群はケルセチン500 mg/dayを4週間服用し、コントロール群はプラセボを服用した。4週間のウォッシュアウト期間の後、互いの服用対象を変えた4週間のクロスオーバーとした。ケルセチン群とプラセボ群の血中尿酸値の差は0.45 mg/dLで、統計的な有意差(P=0.008)を示した。その一方で、 空腹時血糖値・尿排出量・血圧には両群間で差がなかった。