ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

メタボリックシンドロームと関連障害の患者における、ケルセチン摂取の血圧および内皮機能に対する効果: 無作為化比較試験のシステマティックレビューとメタ解析

The Effects of Quercetin Supplementation on Blood Pressures and Endothelial Function Among Patients with Metabolic Syndrome and Related Disorders: A Systematic Review and Meta-analysis of Randomized Controlled Trials

要旨:
各種データベースを検索して得た、メタボリックシンドローム患者における、ケルセチンの摂取が、血圧および内皮機能に効果を示した無作為化プラセボ対照臨床研究の論文8件を対象に、システマティックレビューとメタ解析を行った。その結果、ケルセチンの摂取は、収縮期血圧(加重平均差: -1.69 mmHg, 95%信頼区間: -3.22, -0.17)を有意に低下した。しかし、拡張期血圧・血管細胞融着分子-1(VCAM-1)・細胞間接着分子-1(ICAM-1)には、群間有意差を認めなかった。