ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンはMEK1とPI3Kを直接阻害して、皮膚癌を抑制する

Isorhamnetin Suppresses Skin Cancer through Direct Inhibition of MEK1 and PI3K

要旨:
Vitro: ヒト由来外陰部上皮様癌細胞株A431および正常上皮細胞JB6を上皮成長因子(EGF)で刺激するとCOX-2の発現が活性化するが、イソラムネチンはこれを抑制した。イソラムネチンはMEK1とPI3Kを阻害したが、その様式は直接結合によるものであった。Vivo: A431を移植したマウスにイソラムネチンを投与すると、腫瘍組織の成長とCOX-2の発現を、用量依存的に阻害した。