カドミウムがヤギ精巣胚細胞に誘発した毒性に対する、ケルセチンによるin vitro緩和における超微細構造の解析
Ultrastructural analysis of cadmium-induced toxicity and its alleviation by antioxidant quercetin in caprine testicular germ cells in vitro
- 出典:
- Ultrastructural Pathology
- 2022
- 46
- 259-267
- DOI:
- 10.1080/01913123.2022.2060396
- 要旨:
- ヤギ由来精巣胚細胞にカドミウムで毒性を誘発し、ケルセチンの緩和作用を透過型電子顕微鏡でモニタした。10および50 µMの低濃度では、カドミウムは精巣細胞にアポトーシスを介した毒性を誘発した。また100 µMの高濃度では、アポトーシスに加えて壊死も誘発した。ケルセチンの同時添加は、用量および時間依存的にカドミウムがもたらした異常超構造を回復し、精巣細胞毒性を著しく無効にした。