前向きコホート研究における、食物フラボノイドとリグナンの摂取量と死亡率: システマティックレビューと用量応答に関するメタ解析
Dietary Flavonoid and Lignan Intake and Mortality in Prospective Cohort Studies: Systematic Review and Dose-Response Meta-Analysis
- 著作名:
- Giuseppe Grosso
- Agnieszka Micek
- Justyna Godos
- Andrzej Pajak
- Salvatore Sciacca
- Fabio Galvano
- Edward L. Giovannucci
- 出典:
- American Journal of Epidemiology
- 2017
- 185
- 1304–1316
- DOI:
- 10.1093/aje/kww207
- 要旨:
- 各種データベースを検索して得た、フラボノイドとリグナンの摂取と循環器疾患による死亡率との関係を検証した前向きコホート研究の論文22件を対象に、システマティックレビューとメタ解析を行った。その結果、総フラボノイドの高摂取群と低摂取群を比較すると、全死因のリスク低下と関連していた(リスク比: 0.74, 95%信頼区間: 0.55, 0.99)。また、摂取量が100 mg/dayずつ増加すると、全死因では6%、循環器疾患による死亡では4%のリスク低下が明らかになった。