ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ゼインと仙草多糖類から成るナノ粒子の製造: 物性とケルセチンの送達

Fabrication of Zein/Mesona chinensis Polysaccharide Nanoparticles: Physical Characteristics and Delivery of Quercetin

著作名:
Jun Yang
Jieqiong Lin
Jiahui Zhang
Xianxiang Chen
Yuanxing Wang
Mingyue Shen
Jianhua Xie
出典:
ACS Applied Bio Materials
2022
5
1817–1828
DOI:
10.1021/acsabm.2c00209
キーワード:
ゼイン
仙草
多糖類
ナノ粒子
ケルセチン
RAW 264.7
抗炎症作用
要旨:
トウモロコシの主蛋白質ゼインと仙草由来の多糖類を自己集合させて、球状のナノ粒子を新規に調製した。このナノ粒子にケルセチンを担持すると、92.8%を封じ込め、65~463 nmの粒径と−18.46 ~−38.6 mVのゼータ電位を記録した。生理活性として、リポ多糖で刺激したマクロファージRAW264.7を用いて評価した。ケルセチンを担持したナノ粒子は、フリーのケルセチンと比較して、一酸化窒素・TNF-α・IL-1β・IL-6の上昇抑制が顕著であった。