ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを担持したムキタケ多糖類ナノ粒子の調製と、腸機能および腸内細菌叢に対する調節効果

Fabrication of quercetin-loaded nanoparticles based on Hohenbuehelia serotina polysaccharides and their modulatory effects on intestinal function and gut microbiota in vivo

著作名:
Peng Zhou
Lu Wang
Siying An
Cheng Wang
Qianyu Jiang
Xiaoyu Li
出典:
Innovative Food Science & Emerging Technologies
2022
79
102993
DOI:
10.1016/j.ifset.2022.102993
キーワード:
ムキタケ多糖類
ケルセチン
ナノ粒子
マウス
腸保護
腸内細菌叢
短鎖脂肪酸
動物実験
要旨:
ムキタケ多糖類でケルセチンを封じ込めて、新規ナノDDSを設計した。このナノ粒子をマウスに投与すると、比較対照と比べて顕著に、免疫器官指数・結腸の長さ・糞便の水分含有量・腸の蠕動能力を改善した。ナノ粒子はまた、結腸での短鎖脂肪酸の生成を促進し、その結果、結腸の糞便pHが低下して排便時間を短縮した。ナノ粒子は更に、腸内細菌叢の経路を調節して、代謝機能を改善した。