ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

オトギリソウ抽出物を含む錠剤の単回および複数回経口投与後の、ヒペリシン・プソイドヒペリシン・ハイパホリン・ケルセチン・イソラムネチンのバイオアベイラビリティ

Investigation of the Bioavailability of Hypericin, Pseudohypericin, Hyperforin and the Flavonoids Quercetin and Isorhamnetin Following Single and Multiple Oral Dosing of a Hypericum Extract Containing Tablet

要旨:
男性健常人18名を対象に、オトギリソウ抽出物612 mgを含む錠剤を単回あるいは反復投与におけるヒペリシン・プソイドヒペリシン・ハイパホリン・ケルセチン・イソラムネチンの体内動態を測定した。単回投与後の48時間と、2週間の連続投与が終了時した14日目の24時間にそれぞれ採血して、血液サンプルの分析を行った。ケルセチンとイソラムネチンの血中濃度時間曲線は、2本のピークが見られた。最大(極大)血中濃度Cmax値は、ケルセチンが47.7および43.8 ng/mL、イソラムネチンが7.6および9.0 ng/mLであった。血中濃度時間曲線下面積(AUC)は、ケルセチンが318.7 ng·h/mL、イソラムネチンが98.0 ng·h/mLであった。なお、反復投与においても類似した挙動を示した。