オトギリソウ抽出物を含む錠剤の単回および複数回経口投与後の、男性健常人におけるヒペリシン・プソイドヒペリシン・ハイパホリン・ケルセチン・イソラムネチンの薬物動態
Investigation of Pharmacokinetic Data of Hypericin, Pseudohypericin, Hyperforin and the Flavonoids Quercetin and Isorhamnetin Revealed from Single and Multiple Oral Dose Studies with a Hypericum Extract Containing Tablet in Healthy Male Volunteers
- 出典:
- Arzneimittelforschung
- 2005
- 55
- 561-568
- DOI:
- 10.1055/s-0031-1296905
- 要旨:
- 男性健常人18名を対象に、オトギリソウ抽出物900 mgを含む錠剤を単回あるいは反復投与におけるヒペリシン・プソイドヒペリシン・ハイパホリン・ケルセチン・イソラムネチンの体内動態を測定した。単回投与後の48時間と、2週間の連続投与が終了時した14日目の24時間にそれぞれ採血して、血液サンプルの分析を行った。ケルセチンとイソラムネチンの血中濃度時間曲線は、2本のピークが見られた。最大(極大)血中濃度Cmax値は、ケルセチンが89.5および79.1 ng/mL、イソラムネチンが12.5および14.6 ng/mLであった。血中濃度時間曲線下面積(AUC)は、ケルセチンが417.4 ng·h/mL、イソラムネチンが155.7 ng·h/mLであった。なお、反復投与においても類似した挙動を示した。