ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンは、負に帯電した界面活性剤が誘発したリゾチーム凝集/アミロイド形成とその細胞毒性を軽減する

Rutin attenuates negatively charged surfactant (SDS)-induced lysozyme aggregation/amyloid formation and its cytotoxicity

要旨:
ルチンは、界面活性剤によるリゾチームの凝集を阻害した。界面活性剤の存在下にて、ルチン濃度0.2~0.6 mMではリゾチームが凝集し、特に0.2 mMではコンフォメーションが大きく変化した。しかし、より高濃度の0.8~1.0 mMでルチンを作用すると、リゾチームの可溶化と安定化を認めた。ルチンはまた、リゾチームの原線維による神経芽細胞株SH-SY5Yへの細胞毒性を弱毒化した。