比較検討: 培養肝細胞におけるケルセチン・ルテオリン・アピゲニン・関連ポリフェノールの尿酸産出の抑制効果と、プリン体がマウスに誘発した高尿酸血症のルチンによる抑制
Comparative effects of quercetin, luteolin, apigenin and their related polyphenols on uric acid production in cultured hepatocytes and suppression of purine bodies-induced hyperuricemia by rutin in mice
- 出典:
- Cytotechnology
- 2021
- 73
- 343–351
- DOI:
- 10.1007/s10616-021-00452-9
- 要旨:
- Vitro: ケルセチン・ルテオリン・ジオスミン・アピゲニンはいずれも、培養した肝細胞の尿酸産出を濃度依存的に阻害した。ポジティブコントロールには、既存薬アロプリノールを用いた。Vivo: プリン体で惹起したマウスの高尿酸血症モデルに、ルチンは顕著な改善効果を示した。なお、有効投与量はアロプリノールの10mg/kgに対して、ルチンは300 mg/kgであった。