ケルセチンは抗酸化的な防御とグリオキサラーゼを介して、トマトの塩分ストレス耐性を強化する
Quercetin Mediated Salt Tolerance in Tomato through the Enhancement of Plant Antioxidant Defense and Glyoxalase Systems
- 著作名:
- Khursheda Parvin
- Mirza Hasanuzzaman
- M. H. M. Borhannuddin Bhuyan
- Sayed Mohammad Mohsin
- Masayuki Fujita
- 出典:
- Plants
- 2019
- 8
- 247
- DOI:
- 10.3390/plants8080247
- 要旨:
- トマトの苗を塩分ストレス下に置くと、葉の相対含水量が低下し、酸化ストレス(過酸化水素の発生・マロンジアルデヒドの上昇・リポキシゲナーゼの活性化)が上昇する。ケルセチン処置はGSHの活性を上昇すると同時に、活性酸素を除去した。ケルセチンはまた、グリオキサラーゼIおよびIIの活性を高めて、塩分ストレスがもたらすメチルグリオキサールの毒性を無毒化した。