ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ヤナギタデ抽出物とその成分イソケルシトリンとイソラムネチンは、Wnt/β-カテニン経路を活性化し、脂肪細胞3T3-L1への分化を阻害する

Persicaria hydropiper (L.) Spach and its Flavonoid Components, Isoquercitrin and Isorhamnetin, Activate the Wnt/β-catenin Pathway and Inhibit Adipocyte Differentiation of 3T3-L1 Cells

要旨:
Wnt/β-カテニン経路の調節は、肥満と深く関連する脂質生成を制御する。抗肥満剤を探索すべく、ヒト胎児腎細胞293を用いて、11種の植物をスクリーニングした。その結果、ヤナギタデ抽出物が同細胞の脂肪細胞3T3-L1への分化を阻害した。また、ヤナギタデの主成分のイソケルシトリンとイソラムネチンが、Wnt/β-カテニン経路を活性化したことを確認した。