正常な骨芽細胞と腫瘍骨芽細胞に対するケルセチンの作用
Molecular and cellular outcomes of quercetin actions on healthy and tumor osteoblasts
- 出典:
- Biochimie
- 2022
- 199
- 46-59
- DOI:
- 10.1016/j.biochi.2022.04.003
- 要旨:
- 1 μMのケルセチンは、正常な骨芽細胞の数と生存率を向上し、創傷治癒と細胞接着を促進した。骨芽細胞の分化は0.01 μMのケルセチン濃度で促進され、AKT/GSK3β/β-カテニン経路の活性化を認めた。一方、20–100 μMの濃度では、48時間以内の腫瘍骨芽細胞の数と生存率が極度に低下した。100 μMのケルセチンは、AKTのSer473へのリン酸化を阻害した。