ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

過飽和自己乳化型ドラッグデリバリーシステム: ケルセチンの担持と経口バイオアベイラビリティを改善する戦略

Supersaturable self-emulsifying drug delivery system: A strategy for improving the loading and oral bioavailability of quercetin

要旨:
ケルセチンを担持した過飽和自己乳濁液を新規に設計した。適切な沈殿抑制剤を用いると、ケルセチンの結晶形での沈殿が防止され、多くの量が水相に移行した高ローディングを実現した。Caco-2を用いる実験にて、過飽和自己乳濁液はフリーのケルセチンと比べて、取込み効率が大幅に向上した。また、動物を用いる薬物動態試験にて、従来の乳濁液製剤よりも最大血中濃度(Cmax)と血中濃度時間曲線下面積(AUC)が向上した。