ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

黄色ブドウ球菌の薬物排出ポンプに対する、ケルセチンの抗菌活性の増強

Enhancement of the antibiotic activity by quercetin against Staphylococcus aureus efflux pumps

要旨:
菌類にとって毒物となる抗生物質は、菌類が有する薬物排出ポンプが機能して細胞外に移送される。ケルセチンは黄色ブドウ球菌の生長を阻害する上、薬物排出ポンプの阻害作用も有することを見出した。すなわち、同菌の最小発育阻止濃度下で薬物排出ポンプ機能のアッセイを行った所、ケルセチンは阻害作用を示した。