ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンは炎症応答を抑制して、リポ多糖が誘発した急性肺損傷からマウスを保護する

Isorhamnetin protects mice from lipopolysaccharide-induced acute lung injury via the inhibition of inflammatory responses

著作名:
Gefu Chi
Weiting Zhong
Yan Liu
Gejin Lu
Hongming Lü
Dacheng Wang
Fei Sun
出典:
Inflammation Research
2016
65
33–41
DOI:
10.1007/s00011-015-0887-9
キーワード:
マウス
急性肺損傷
イソラムネチン
抗炎症作用
動物実験
要旨:
リポ多糖で惹起したマウスの急性肺損傷は、イソラムネチンが改善した。イソラムネチンは、TNF-α・IL-1β・IL-6の分泌を抑制し、好中球浸潤とむくみを軽減した。リポ多糖がもたらしたNF-κBの活性化とERK・JNK・IκBaのリン酸化は、イソラムネチンが抑制し、肺組織の病変を元に戻した。