COPDのマウスモデルにてイソラムネチンは、Nrf2/Keap1経路を調節して気道の炎症を緩和する
Isorhamnetin Alleviates Airway Inflammation by Regulating the Nrf2/Keap1 Pathway in a Mouse Model of COPD
- 出典:
- Frontiers in Pharmacology
- 2022
- 13
- 860362
- DOI:
- 10.3389/fphar.2022.860362
- 要旨:
- タバコの煙の暴露とリポ多糖の気管内吸入にて、COPDのモデルマウスを確立した。イソラムネチンの投与は用量依存的に、COPDがもたらした白血球の動員・IL-6およびMCP-1の発現・気管支肺胞洗浄液で発現するT細胞を軽減した。その結果、気道のコラーゲンの蓄積と肺気腫が改善され、肺機能の低下と低酸素症と体重減少を緩和した。イソラムネチンはまた、末梢血におけるTリンパ球の調節不全を改善した。イソラムネチンはKeap1をユビキチンを介して分解して、Nrf2経路を活性化し、保護因子(HO-1とSOD)の発現を促進するメカニズムが提唱された。