ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

メタボリックシンドロームに関連する肝損傷を軽減する炎症性およびプリン作動性受容体の調節因子としての、レスベラトロールおよびケルセチン

Resveratrol and Quercetin as Regulators of Inflammatory and Purinergic Receptors to Attenuate Liver Damage Associated to Metabolic Syndrome

要旨:
肝損傷における、ケルセチンおよびレスベラトロールの抗炎症作用を、独自に作成したラットモデルで検証した。toll様受容体4(TLR4)、好中球エラスターゼ(NE)、プリン受容体P2Y2の3種の蛋白質の発現を、ケルセチンもレスベラトロールも下方調節した。この下方調節が、肝細胞の増殖に影響することなく、アポトーシスと組織の線維化に歯止めを掛けた。