ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

パキシリンのミトコンドリアBKチャネルの阻害作用は、ケルセチンが無効にする

Flavonoid quercetin abolish paxilline inhibition of the mitochondrial BK channel

要旨:
ケルセチンは原形質膜に存在するチャネルと比較して、1/10の濃度でミトコンドリアのBKチャネルを活性化した。しかも、BKチャネル阻害剤として知られているパキシリンの存在下でも活性化が見られ、競争的な結合を示唆した。分子ドッキングは、ケルセチンでBKチャネルを活性化した後はパキシリンが結合が不可能になることを示した。なお、ケルセチンの類縁体イソラムネチンは、BKチャネルを活性化しなかった。