ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

抗生物質シプロフロキサシンがラットに誘発した肝毒性に対する、ルチンの保護的および治療的役割

Studying the protective and therapeutic role of Rutin on the histological structure of the liver and some physiological parameters in Rats treated with ciprofloxacin

著作名:
Hussein A. Al-Hamadawi
Azhar Azher Mohammed Al-Ankoshy
Karrar A. Alqershi
出典:
Bulletin of National Institute of Health Sciences
2022
140
1113-1122
DOI:
?
キーワード:
シプロフロキサシン
ラット
ルチン
肝保護
動物実験
要旨:
シプロフロキサシンは有用な抗生物質だが、肝毒性の副作用がある。実際、ラットに14 mg/kgのシプロフロキサシンを14日間投与すると、AST・ALT・ALPが上昇した。肝組織には、細胞解離・中心静脈のうっ血・脂肪壊死・リンパ球浸潤を認めた。ルチンは、事前投与・同時投与・事後投与のいずれもが、顕著な予防および改善効果を示した。