ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラットの脳における極性ポリフェノールの検出: UHPLC-MS法の開発と検証、ヨーロッパブドウ (Vitis Vinifera L.,var. Apyrena)を投与したラットの脳組織分析への応用

Polar phenol detection in rat brain: development and validation of a versatile UHPLC-MS method and application on the brain tissues of Corinthian currant (Vitis Vinifera L.,var. Apyrena) fed rats

要旨:
ヨーロッパブドウ (Vitis Vinifera L.)から作った干蒲萄をマウスに投与し、その脳組織の分析法を開発した。採取した脳は直ちに凍結乾燥して、固相抽出のカートリッジを検討した。その結果、Oasis® HLBカートリッジが、最も高い80%の回収率であった。検出したポリフェノール類では、イソケルセチンの含量が最も高く、前頭皮質で14.0±5.5 ng/g、海馬で6.6±2.0 ng/g、小脳で2.9±1.3 ng/gと決定した。