II型糖尿病における酸化ストレス・血糖コントロール・脂質プロファイル・インスリン抵抗性に対するケルセチン摂取の効果: 無作為化臨床試験
The Effect of Quercetin Supplementation on Oxidative Stress, Glycemic Control, Lipid Profile and Insulin Resistance in Type 2 Diabetes: A Randomized Clinical Trial
- 出典:
- Journal of Health Sciences and Surveillance System
- 2014
- 2
- 8-14
- DOI:
- ?
- 要旨:
- 30~60歳のII型糖尿病患者47名を対象とする、ケルセチンの効果を検証した臨床研究。被験者をランダムに2群に分け、26名はケルセチン250 mg/dayを8週間服用し、残る21名にはプラセボを投与して対照とした。ケルセチン群は対照群と比べて顕著に、総抗酸化能が向上した(P=0.043)。ケルセチンはまた、酸化されたLDLをベースラインから著しく減少した(P<0.001)。しかし、空腹時血糖値・インスリン値・ヘモグロビンAc1値・LDLを除く脂質プロファイル・インスリン抵抗性に対するケルセチンの効果は、認めなかった。