ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

関節リウマチの女性の血漿酸化状態・C反応性蛋白質・血圧に対するケルセチンの効果

The Effect of Quercetin on Plasma Oxidative Status, C‑Reactive Protein and Blood Pressure in Women with Rheumatoid Arthritis

要旨:
19~70歳の女性関節リウマチ患者40名を対象とする、ケルセチンの効果を検証した臨床研究。被験者をランダムに2群に分け、20名はケルセチン500 mg/dayを8週間服用し、残る20名は対照群としてプラセボを服用した。血中の総抗酸化能・酸化されたLDL・マロンジアルデヒド・C反応性蛋白質の投与前後の変化には、両群間に差を認めなかった。また、収縮期・拡張期ともに血圧の群間差も観察されなかった。よって、ケルセチンの関節リウマチに対する効果は否定された。