シンナムアルデヒドとケルセチンの同時送達は、NF-κB P65とカスパーゼ-3のシグナル伝達分子を調節して、イソプロテレノールがラットの心筋に誘発した炎症・アポトーシス・梗塞を改善する
Combinatorial Delivery of Cinnamaldehyde and Quercetin Ameliorates Isoproterenol-Induced Cardiac Inflammation, Apoptosis and Myocardial Infarction via Modulation of NF-κB P65 and Cleaved Caspase-3 Signaling Molecules in Wistar Rats
- 出典:
- Pharmaceutical Chemistry Journal
- 2022
- 56
- 197–205
- DOI:
- 10.1007/s11094-022-02621-2
- 要旨:
- ケルセチンとシンナムアルデヒドとの組合せを予め投与すると、β作動薬イソプロテレノールで惹起したラットの心筋毒性を軽減した。イソプロテレノールは、マロンジアルデヒド・クレアチンキナーゼMB・乳酸脱水素酵素を上昇し、GSH・総抗酸化能・カタラーゼは減少するが、組合せの前投与が予防した。イソプロテレノールによるNF-κBとカスパーゼ-3の発現も、組合せが抑制した。ケルセチンもシンナムアルデヒドも心筋梗塞の範囲を縮小するが、単独投与時と比べて組合せの方が、顕著な縮小効果を示した。