ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとその配糖体の抗うつ薬としての可能性: 包括的な総説と最新情報

Antidepressant Potential of Quercetin and its Glycoside Derivatives: A Comprehensive Review and Update

著作名:
Shen Chen
Yueheng Tang
Yang Gao
Kexin Nie
Hongzhan Wang
Hao Su
Zhi Wang
Fuer Lu
Wenya Huang
Hui Dong
出典:
Frontiers in Pharmacology
2022
13
865376
DOI:
10.3389/fphar.2022.865376
キーワード:
総説
ケルセチン
ケルセチン配糖体
抗うつ作用
要旨:
ケルセチンおよびその配糖体の抗うつ作用をまとめた総説。まず臨床研究の論文として、ケルセチンを含む漢方の事例5件を論じる。ちなみに、ケルセチン単独での抗うつ効果を評価した臨床研究は、まだ報告がない。動物実験の論文は、神経伝達物質の調節・海馬での細胞再生・神経可塑性の改善に章分けしてケルセチンの作用機序を論じる。ケルセチン配糖体は、イソケルセチン・ヒペリン・ルチン・ケルセチン-4'-O-グルコシド・アビクラリンを取上げた。