ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラットの脊髄損傷において、ケルセチンは星状細胞を活性化して神経組織の損傷を軽減する

Quercetin reduces neural tissue damage and promotes astrocyte activation after spinal cord injury in rats

要旨:
ラットに椎弓切除術を施して、脊髄損傷のモデルとした。ケルセチンの投与は、BBBスコアを指標とする運動機能を顕著に回復し、空洞形成を減少した。同時にケルセチンによる星状細胞の活性化と、軸索の再生も顕著に見られた。ケルセチンはまた、脳由来神経栄養因子の発現を上方調節し、p-JNK2とp-STAT3は下方調節した。