多形性膠芽腫の症例研究: 最先端のガンマナイフ治療による標準療法とケルセチンとの組合せ
Proof of Concept in a Case Study of Glioblastoma Multiforme Successfully Treated with IV Quercetin in Combination with Leading Edge Gamma Knife and Standard Treatments
- 出典:
- Journal of Cancer Therapy
- 2018
- 9
- 522-528
- DOI:
- 10.4236/jct.2018.96043
- 要旨:
- 膠芽腫の標準治療は、Stuppプロトコールと呼ばれ、放射線治療とテモゾロミドによる化学療法との組合せから成る。しかし、患者の75%が2年以内に死亡し、平均生存期間は15か月である。膠芽腫に多発性腫瘍が加わると、4か月未満の平均生存期間となり、さらに低下する。Stuppプロトコールで治療した、多病巣性で急速に進行する多形性膠芽腫の患者に、ケルセチンの投与を追加した。その結果、生活の質と生存率が改善され、同時に安全性も認められた。