癌細胞を治療する、ケルセチンを担持した磁性MnFe2O4@メソポーラスヒドロキシアパタイトナノ粒子
Quercetin loading on mesoporous magnetic MnFe2O4@ hydroxyapatite core-shell nanoparticles for treating cancer cells
- 出典:
- Advanced Powder Technology
- 2022
- 33
- 103609
- DOI:
- 10.1016/j.apt.2022.103609
- 要旨:
- メソポーラスヒドロキシアパタイトを核として、表面に磁性MnFe2O4をコートしたナノ粒子を調製した。このナノ粒子に123 µg/mgの割合でケルセチンを担持して、粒径11.5 nmの新規製剤を得た。ケルセチンナノ粒子は、フリーのケルセチンと比べて、ラジカル消去能が55%向上した。ヒト由来乳癌細胞株MCF-7のコロニーに作用させると、フリーのケルセチンはMCF-7を50.8%まで減少したが、ケルセチンナノ粒子では生存率が35.6%に及んだ。