ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

磁気を帯びた標的にケルセチンを担持した尖晶石フェライトナノ粒子を送達する: 合成・物性評価・HEK293-TおよびMCF-7細胞株のin vitro活性

Magnetically targeted delivery of Quercetin-loaded Ca1–xMnxFe2O4 nanocarriers: synthesis, characterization and in vitro study on HEK 293-T and MCF-7 cell lines

著作名:
Mahsa Safari
Mahmoud Naseri
Ehsan Naderi
Elaheh Esmaeili
出典:
Applied Physics A
2022
128
486
DOI:
10.1007/s00339-022-05612-y
キーワード:
尖晶石
フェライト
ナノ粒子
ケルセチン
腎細胞
HEK293-T
乳癌
MCF-7
要旨:
組成式Ca1–xMnxFe2O4 (0 < x < 1)の尖晶石フェライトに、ケルセチンを担持して新規DDSを設計した。ケルセチンの担持率は、x=0.4の時に最大となり、x=0.6および0.8で最小となった。しかし、pH 5.5~7.4におけるケルセチンの放出率は、x=0.6および0.8で最大となった。ナノ粒子は、ヒト胎児由来腎細胞株HEK293-Tに細胞毒性を示さず、乳癌細胞株MCF-7には60 µg/mLで増殖を抑制した。