ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

鉛によるラットの酸化ストレスを予防する、クルクミンとケルセチンの役割と有効性の評価

Assessment of Role and Efficacy of Curcumin and Quercetin in Preventing Lead-Induced Oxidative Stress in Rats

要旨:
鉛を継続的に投与すると、ラットの血中および脳内鉛濃度が上昇し、δ-アミノレブリン酸脱水酵素の活性が低下し、抗酸化酵素(SOD・カタラーゼ)が減少した。しかし、ケルセチンとクルクミンを鉛と同時に投与すれば、この様な異常が回避できた。とりわけ鉛濃度の上昇を抑えたことが、有用な解毒剤としての可能性を示唆した。