ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

2つの共存する蛋白質に影響されるヒト胃底腺型胃癌AGS細胞に対する、ケルセチンとフィセチンの活性

Bioactivity of Two Polyphenols Quercetin and Fisetin against Human Gastric Adenocarcinoma AGS Cells as Affected by Two Coexisting Proteins

著作名:
Bo Wang
Jing Wang
Xin-Huai Zhao
出典:
Molecules
2022
27
2877
DOI:
10.3390/molecules27092877
キーワード:
ケルセチン
フィセチン
胃底腺型胃癌
AGS細胞
ウシ血清アルブミン
カゼイン
要旨:
ケルセチンとフィセチンは、ヒト由来胃底腺型胃癌AGS細胞に優れた抗癌効果を示した。20–160 µMの濃度で48時間作用させると、ケルセチンは同細胞の生存率を9.9–48.6%にし、フィセチンは6.4–29.9%にした。しかし、ウシ血清アルブミンもしくはカゼインの存在下では活性が低下し、生存率はケルセチンで14.1–66.8%、フィセチンで7.9–59.0%となった。