ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

GPRC6A/AMPK/mTORシグナル伝達経路を介したグルコースおよび脂質代謝の調節により、ケルセチンは精巣摘除マウスの骨粗鬆症を軽減する

Quercetin Attenuates Osteoporosis in Orchiectomy Mice by Regulating Glucose and Lipid Metabolism via the GPRC6A/AMPK/mTOR Signaling Pathway

要旨:
去勢療法を起因とする骨粗鬆症のモデルマウスを用いて、ケルセチンの効果を検証した。精巣を摘除したマウスにケルセチンを投与すると、骨量・骨強度・骨微細構造を顕著に改善した。同時にケルセチンは血中のインスリン・中性脂肪・総コレステロールLDLを低下し、インスリン様成長因子-1とHDLは増加した。ケルセチンはGPRC6Aの発現を上昇し、AMPKのリン酸化を促進し、mTORのリン酸化は阻害した。従って、GPRC6A/AMPK/mTORシグナル伝達経路が根底にある。