ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

クルクミン・ポリダチン・ケルセチンの相乗作用による、高グルコースが誘発した炎症と酸化ストレスからの保護

Curcumin, Polydatin and Quercetin Synergistic Activity Protects from High-Glucose-Induced Inflammation and Oxidative Stress

要旨:
老化したヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVECs)を高濃度(45 mM)グルコースに暴露して、糖尿病のシミュレーションとした。その後、クルクミン・ポリダチン・ケルセチンの単独あるいは組合せを作用して、HUVECsの挙動を比較した。組合せは、それぞれの単独投与時と比べて顕著に、炎症誘導性マーカー(MCP-1・IL-1β・IL-8)と活性酸素種の産出を抑制し、終末糖化産物受容体の発現を低下した。以上の結果は、組合せの相乗的な老化細胞の除去を示唆した。