ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソケルセチンはNLRP3が誘発するパイロトーシスを抑制して、睡眠不足による海馬ニューロンの損傷を軽減する

Isoquercetin alleviates sleep deprivation dependent hippocampal neurons damage by suppressing NLRP3-induced pyroptosis

著作名:
Hairui Zhou
Jingru Wu
Yu Gong
Zilong Zhou
Jingtao Wang
出典:
Immunopharmacology and Immunotoxicology
2022
44
766-772
DOI:
10.1080/08923973.2022.2082976
キーワード:
睡眠不足
マウス
認知機能
イソケルセチン
NLRP3
パイロトーシス
動物実験
要旨:
睡眠不足に起因する認知機能の低下は、イソケルセチンが改善した。Vivo: 睡眠不足のマウスにイソケルセチンを投与すると、モリスの水迷路のスコアが顕著に向上し、海馬ニューロンの病変を改善した。イソケルセチンはまた、睡眠不足がもたらしたNLRP3の上昇に歯止めをかけた。Vitro: ニューロン細胞をリポ多糖で刺激すると、パイロトーシスが誘導された。イソケルセチンはパイロトーシスを抑制するとともに、NLRP3・カスパーゼ-1・IL-1β・IL-18・ガスデルミンDを低減した。