ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ヒト由来子宮頸癌細胞におけるEGFRおよびERKのin vitro活性化は、ケルセチンの抗癌作用に抵抗する

EGFR and ERK activation resists flavonoid quercetin‑induced anticancer activities in human cervical cancer cells in vitro

要旨:
子宮頸癌細胞株HeLaおよびSiHaを用いる、ケルセチンの薬効評価。ケルセチンは、癌細胞の生存率を低下し、細胞周期のG2/M期の停止とアポトーシスを促進し、同時に浸潤と遊走を阻害した。ケルセチンはまた、上皮成長因子受容体(EGFR)のリン酸化と、同反応を担うキナーゼ(ERK)活性の両方を活性化した。これはEGFRの活性化が癌細胞のアポトーシスを促進した初の例である。